MRI室

PHILIPS社製Ingenia 1.5 T

PHILIPS社製Ingenia 1.5 T

2019年4月に導入され稼働開始しました。従来の装置と比べ開口径がワイドになり圧迫感が少なく、新たにデジタルコイルの使用によりノイズの少ない高画質な画像が得られ更に軽量化が図られ患者さまに優しい検査が可能となりました。

がんの検査はPET検査が主流ではありますが、今回新たにDWIBS(ドウイブス)撮影が可能になった事でPETと同じような画像が得られるようになりました。広範囲な撮影が可能になった事で全身がん検索が可能となります。禁忌の方や苦手な領域もありますが、PETに比べ被ばくの心配がなく非侵襲的で費用負担も少なく受けて頂ける検査です。

従来造影剤を使用しないと撮像できなかった脳血流情報も造影剤なしで短時間に画像化できる機能(ASL)も有しており脳虚血性血管障害に対し血管病変の程度や虚血範囲を把握できるようになり救急外来においても重要な役割を果たしています。その他、新しい技術として体動補正技術や横隔膜同期撮影が可能となった事で従来と比べ安定した画質が得られるようになりました。